(1)カメラの今後
デジタルスチルカメラが一般に普及し、カメラ機能は初期のころとは比べ物にならないほど進化し
近年は低価格で高機能な商品も多くのメーカーから販売され、一般の方々も一眼レフデジタルカメラ
を楽しむ時代となりました。そしてもう一つのカテゴリーであるコンパクトデジタルカメラは
スマートフォンのカメラ機能にシェアを奪われ、売り上げもかなり落ちているようです。
今後はコンパクトデジタルカメラは特殊な機能がない限り、商品として成立しないのではとも囁かれ
ているようですが、一眼レフデジタルカメラも同じ道を辿るのではないかともいわれています。
フィルムからデジタルに変わってかなり時間が経過した今、アナログ操作はほとんど不要となっています。
プロフォトグラファーといえど、現在マニュアルフォーカスでピント合わせするのは商品撮影
ぐらいではないでしょうか。
2017年の第一回目は、現在のデジタルカメラ・カメラ機能から占うデジタルカメラの将来について。
まずは毎年、日本メーカーから発売されるデジタルカメラの主役である一眼レフデジタルカメラについて
ですが、今年の2月に開催されていたCP+では驚くような新機能を搭載する商品は一台もありませんでした。
もちろん新機能は毎年出てきてはいるのですが、注目するような驚く機能はないということです。
ではこれからの一眼レフデジタルカメラにどのような機能があれば生き残れるのか?
昨年9月に発売されたばかりのCanon EOS 5D MarkⅣのテスト画像を見ながら、いくつかの答えを導きましょう。
現在一眼レフデジタルカメラの一番人気を誇るキヤノンが出した機種だけに、その性能や画質は
素晴らしいの一言に尽きます。薄暗い中で直射日光を浴びる鷺をとらえた作例でもお分かりの通り
初期のEOS 5Dとは比較にならないほど忠実に再現しています。
RAWデータから展開しているからカメラ性能のおかげだけではありませんが、午後の斜光を浴びる
白い鷺のハイライト・シャドー部分の描写は以前のバージョンに比べて、かなり良好のようです。
更なる意地悪テストでもその実力を発揮↓
50mmF1.8STMレンズを装着し手持ちで夜景撮影しているがISO10000まで感度を上げても画質は良好といえます。
夜景撮影では光そのものを捉えることが主体となるのでレンズ収差テストも行うのがプロの当たりまえ。
今回はタムロン15-30mmとキヤノン純正16-35mmで同被写体を撮影し比較も試みました。
ちなみに画像全体、15-30mmではこんな感じ↓でした。
どちらも両メーカーが自信をもって世に出した最新レンズだけあって甲乙つけがたい仕上がりです。
TS-E90mmを使った物撮りテストでも色再現と描写力は言うことなし!
最後に、今回のバージョンから期待されていた4K動画収録がやっと可能となりました。
こちらはモーションJPEG動画ですが、一コマを抜き出して確認してみたところ大伸ばしの
印刷にも耐えうるクオリティと言えそうです。
これらのテストを見る限りハードウェア全体のバランスが良ければ、人によっては買っても
損はないカメラかもしれません。
が、今回のテーマである一眼レフデジタルカメラが抱える問題を解消はできていません。
何が問題か?
それは驚くような新しい技術が全く搭載されていないこと。
つまり古くて陳腐な技術を寄せ集めて作ったような感があるからでしょうか。
それなのにコンシューマ機と言いつつ40万円前後の高値で売られていることも問題ですね。
4K動画の撮影できても未だにSDカードがUHS-Ⅱに対応しておらず、シネマRAWもLOGでの収録も不可
であるという技術的な遅れ。
Wi-Fiでの画像転送や内部でのRAW現像も可能だが、そろそろスマートフォンのような画像処理
アプリを搭載しネットとも直結しBluetoothキーボードで操作するなど単独で完結できるシステムが
確立できなければいけないのでは?
と考えます。
多くの日本企業がパソコン・スマートフォン事業から撤退しているから、ちょっと困難かもしれ
ませんが、重く大きく扱いづらい一眼レフデジタルカメラをいったいいつまで人が使い続けてくれるのか?
という疑問が生じるのです。事実、コンパクトカメラだけでなく一眼レフデジタルカメラの需要も
頭打ちのようで売り上げは伸び悩んでいるようです。
画質がいい!といっても古い技術の焼き直しでしかなく、飛躍的な進化はありません。
正直言って、フィルムと比べて上の画像群も色深度がまだまだ足りていないのです。
だから昨年発売され話題をさらったスマートフォンの『HUAWEI P9』のようなダブルレンズで
二つの情報を精度の高いアルゴリズムで一つにして厚みのある画像を作り上げてしまう技術に
プロ写真家も目が釘付けとなるのです。
ようは進化速度が今のデジタル時代についていけてないのです。
筆者の仕事の中でも一眼レフデジタルカメラでなければ撮れないという現場は徐々に少なく
なりつつあるのです。ミラーレス一眼やコンパクトカメラなどで十分、そのほうがいい場合も
出てきました。つまり足踏み状態の一眼レフに追いつき追い越しそうな勢いなのです。
今年になって発売されたばかりのiPhone7のカメラ機能の画像も前のバージョンiPhone6より
質を高めてきていることが、ネット広告や駅貼りポスターで確認できたので、自身の目で確かめ
ようとスタジオでLEDライトを使ってNikonD500の画像と比較してみました。
結果は予想を超えて下の通りです。
部分をアップしてみると、解像度がまだまだ一眼レフには敵わないのですが、手ぶれを無くし
アルゴリズムの精度をiPhone6から飛躍的にアップさせたようで、ただボタンを押すだけで
ブレのない高画質画像を得られてしまうので脅威であります。
ちなみにiPhone7のシャッタースピードは1/50秒でしたが、いい加減にかまえて数枚シャッター
切ってもどのカットもブレは一切ありませんでした。
たとえば、下のように少し引いた画像であれば少々大きくても印刷で使えるレベルなのです。
ご覧の通り、スマートフォンのカメラ機能は毎年、恐ろしいほどの速度で進化し続けている
ことが、はっきり認識できるのです。たった数年でここまで進化したのですから、この先どのような
新しい技術で攻めてくるのか予測できません。
スマートフォンの出現は、紙の情報を淘汰し、ゲーム機器も淘汰しようとしています。
無限に進化するアプリケーションで次は写真・映像機器も標的となるような勢いを感じます。
スマートフォンはこれからどのような進化を遂げるのか誰にも予測はできず、生活必需品となり
カメラもこれが役割を担うのではないかということ。
一眼レフデジタルカメラは業務用、マニアの間でのみ存在、アナログレコードと同様の道を
辿るのではないかと。
いかがでしょうか。
(2)ミラーレスのカメラは使えるのか?
この数年で国内外のメーカーから新製品が続々と発売されているミラーレス構造の高性能カメラ。
各社によって呼び名が違うようだが、筆者はレンズ交換可能なミラーレスのカメラと呼ぶことにする。
デジタル化が進んだ現在、複雑で精度を求められるアナログ技術が必要な一眼レフカメラとは違い、
ファインダーに光を届けるためのミラーとプリズムを必要としないミラーレスのカメラが近年台頭してきた。
あるカメラマンから、こう言われたことがある。
「近い将来、一眼レフカメラはなくなると思いますよ」
そこまでにはならないのではと数年前に聞いたときは聞き流していました。
しかし、しかしだ!
出すことを渋っていたキヤノンも2012年にミラーレス第一号EOS Mを発売し、ミラーレスのカメラ市場に
名乗りを上げた。そして元々ある技術をフルに生かし進化をし続け今年4月にEOS M6を発売!!
こうなるとミラーレスのカメラを使いたくなくとも先行きを考え早めの導入を考えたくもなるのです。
高級中判カメラで名をはせたキューブスタイルが有名なハッセルブラッドですらミラーレスに転換して
いるわけですから、ミラーレスはこれからのカメラの形なのかもしれません。
デジタル化された今も商業写真家としては現実世界をレンズを通して確認できる唯一の手段として
ミラーとプリズムを通した光を確認したいのですが、フィルムカメラ同様、市場がそうはさせて
くれないようですから、早めの転換が得策ともいえます。
さて、今回使用したEOS M6ですが、後発組のキヤノン製品ということもあって先発組のソニーや
パナソニック、オリンパスの製品仕様とサンプル、商品群を見るだけでもかなり見劣りしてしまい、
プロとしては購入を見送りたいところです。
が、しかししかし、先日テストしたiPhone7を見ていたら主役がミラーレスのカメラに変わる日も
近いのではないかとも考えてしまうのです。完全デジタル化された写真にアナログデバイスがいつまで
主役でいられるか?
10年?5年?
その答えを調べるべく、使い勝手の良さがどれくらいかをみる意味でも現在持ち合わせている
レンズ・アクセサリーをフルに使えるカメラの世界トップブランドであるキヤノンを選択し、
デジタル一眼レフカメラに取って代わる価値があるのか?将来性を占う検証です。
先ずはカメラ本体の操作性ですが、細かい部分は抜きにしてミラーレス特有の良さを実感できるかの
検証です。どのメーカーの新しいカメラでもそうだと思いますが、スマートフォンをかなり意識して
いるようで、Wi-FiでもBluetoothでも簡単接続できて、コンティニュアスAFが使えるから自撮りも楽々♪
この通りです。
もちろんスマホがなくても背面の液晶パネルをはね上げればもっと簡単。
今やインスタグラムに投稿で自撮りアップが主流のようですから、最も重要な機能かもしれません。
このコンティニュアスAFとタッチシャッターを使えば背面パネルでもスマートフォンでもスマホ感覚で
お手軽撮影が可能となる。このあたりの機能は一眼レフデジタルでも搭載されているが余計なミラーを
はね上げたり大きさが気になるしスタビライザーはあっても効きが良くないから操作性がイイとは言えない。
小さなボディと軽さにブレ防止も加わり、低い被写体でも好きな姿勢で不快な微動がなく自由にシャッターを
切れるというのが最大の機能かもしれません。
アナログファインダーを必要としないコンシューマにとっては言うまでもなく素晴らしい操作性能ですが、
プロシューマにとっても利便性があるようです。デジタル化のおかげでアナログの頃と違いライティング
やカメラ・撮影セットのセッティングも様変わりし撮影後の修正も当たり前となった現在、商品撮影は
モニタ上での正確な画像データ確認が取れるためアナログファインダーでの確認が必要でない・出来ない
ケースも多々あり時間の節約にもつながっています。具体的には高いアングルでも脚立を使わなくて
いい場合も多く、ピントが欲しい場所にパネルタッチでシャッター切れるというのは魅力的です。
下の写真はタッチシャッターで撮影しソフトウェアで位置を微調整している。
被写体の状況を肉眼でチェックしながら背面パネルのアングルを変えながらシャッターを切れるから
動きのある商品撮影等には有効と言えますネ。
次にこのカメラ専用レンズと自前の汎用デバイスを組み合わせたテストですが、
これが問題ありで、専用単体レンズは22mmとマクロ28mm2本しかなく、フードや商品撮影にはむきません。
メーカー側も一眼レフ用レンズの仕様を勧めているようです。
このあたり(標準前後)のレンズラインナップを充実させることが急務かもしれません。
外部ストロボもガイドナンバーが20前後で十分で、マニュアル操作+バウンス出来るといいのですが、
純正では存在しないし、これからも出てくることはなさそうなので汎用品がベターでしょうか。
特にカメラ上に取り付けて直接被写体に向けて発光するというライティングは、プロであれば
よほどのことがない限り行わないしバランス的にもイイとは言えません。
では一眼レフ用EFマウント40mmSTMをアダプターにつけて撮影してみると
一眼レフデジタルに負けない、いや、こちらのほうがレンジも広く色の精度も申し分なし。
連射しなければ14ビットのデータが得られるので白の階調も滑らかです。
ブレも撮影に慣れていてそれほどスロー(1/30以下)でなければ心配なさそうです。
こうなると他のEFマウントレンズも試したくなるのですが、プロが最もやってみたいTS-Eレンズ
ではどうか?
TS-E90mmを使用しているが、マニュアルフォーカスでやりにくいと思いきや、意外や意外!
背面パネル上で拡大表示できるから、昔の大型カメラを扱っているような感覚で撮影できて
このレンズには今後ミラーレスを使用していこうと考えています。
ついでに超広角と望遠も
タムロン15-30での風景撮影ですが、この時は若干のレンズ収差が気になりました。
でもクオリティーが低いわけではありません。
望遠70-200mmでもクオリティはそれほど気になりませんでした。水面や空などピント合わせが
難しい被写体もありましたが、パネルで拡大確認できるのである程度のスキルがあれば
きりぬけられるでしょう。
最後にムービーテストでレンジの広さとパンの確認をしました。あえてフルオートで撮影し、
グレーティングを試みましたが白部分の破たんも少なくまずまずの上がりではないでしょうか。
一通りテスト撮影を試みて画像確認をしたところ、プロ・アマ問わずあらゆる現場で
一眼レフ以上に使えるカメラであることが確認できました。
筆者自身も今後の仕事で使う比率が多くなること間違いないカメラですね。
ただし今回テストしたCanon EOS M6については、カメラのトップメーカーだけあって全体的に上手くまとめた
感はあるものの、驚くようなレンズやパーツが全くなく、本体機能も無難すぎて面白くないという感想でした。
ユーザーがだれであれ、デジタル化で新しい機能が続々出てきている昨今でトップメーカーらしからぬ平凡な
商品という印象を与えて、しかも高値。
何かもう一ひねり欲しいところです。
最後に!
出来るならパーツはオマケと考えるのではなく、カメラ機能を向上させる魔法の杖のような位置づけに
してほしいのです。特にストロボはもう少しミラーレスに合ったものをデザイン・開発してほしいですね。
(3)ミラーレス一眼カメラ旅1
前回はミラーレスのカメラと表現していましたが、今回からそろそろ浸透しつつある
「ミラーレス一眼カメラ」と呼ばせていただきます。
ミラーレス一眼カメラを導入し6ヵ月が経過して、その実力のほどと有効な活用法が見出せた
ので、そのご報告です。
まずはカメラを取り巻く周辺機器も入れて、10年以上前との大まかな比較です。
筆者がデジタルカメラで撮影したデータを印刷で本格的に使用し出したのは今から15年前。
それ以前は、画素数とダイナミックレンジ、カメラそのものの性能にも問題があってポジ
フィルムをスキャンした後、データ変換し印刷データにしていました。
分かりやすい比較ですが、11年前だとデジタルカメラの環境はコレ↓
上の写真の機材は、当時ガイドブックの撮影で香港・タイに持ち込んだものですが、写っていないカメラ
はEOS1DsMark2で画素数は1670万画素、12bit RAWでした。周辺の充電器やバッテリーは大きいし
スマートフォンなど存在しない時代でしたから、パソコンやポータブルハードディスクといった
機材も必要で、今から思えばかなりの大荷物です。メディアも16GBという容量すら
なかったから、
常に1~2GBのカードを2~6枚持ち歩いていました。ノートパソコンはそのころ、今は無きシャー
プ製も使っていたんですね。主役のカメラも印刷に耐えうるものといえば一眼レフタイプでは
EOS1DsMark2ぐらいしか見当たりませんでした。この状況なら普通のプロはフィルム撮影を望んで
当然でした。それをあえてデジタル化したのは、フローは確立できていたので、誰かがいち早く
実用化に手を出せば自然と追従してくるであろうという予測ができていたからです。そのころは、
なぜ誰も手を出さなかったのか?それは印刷データへの満足いく変換が出来なかったからです。
これさえクリアできれば、仕事は成立するので、それら困難な作業を筆者が請け負いました。
そして出来上がった印刷物がコレ↓
自身のデータだけでなく、他人(カメラマンや編集者)や現地のホテル等からいただいたデータも
管理しレタッチ・変換していたので、その作業たるや今から考えると恐ろしくて二度とやりたく
ない内容と量でした。そんな10年以上前と今との比較ですが、ミラーレス一眼カメラとなって
ボディとレンズはコンパクトになり、WiFiやBluetoothといった通信環境も備わり、ビジネス
バッグ一つに全てが収まるようになりました。もちろん高性能で多機能を備え、画像そのものも
色深度が向上し、印刷データへの変換も格段に楽ちんですね。スマートフォン上のアプリで簡易
加工を施しSNSへの写真投稿も簡単だし、旅の途中でセレクトしクラウドに保管することも可能
ですから、大きなデバイスを現場に持ち込む必要がありません。
外付けハードディスクなんて不要です。
そんな今のシステムはコレ↓ 小さなバッグ一つに収まるのです。
あの頃との決定的な違いは動画を記録できるようになったことですね。それまで持ったことも
使ったこともない録音システムを持ち、大容量の高速書込可能なメディアを必要とするように
なったことでしょうか。現在メディアは64GBがメインでコレ2枚持てば、あの頃のポータブル
ハードディスクより大容量です。カメラは高感度撮影とブレ防止機能も格段に向上している
から、ロケで足枷となる三脚を排除できます。
ここには入ってませんが、小型LEDライト1~3灯を入れれば、ちょっとした動画撮影も可能です。
それでもバッグは同じもの一つです。
これらのセットは「旅」の撮影を目的としたもので、旅を快適・安全、かつ速やかに移動することが
大切となるので完璧な撮影機材にしないことが最善の作品作りにもつながります。これは長年、
旅をテーマに撮影してきた筆者の経験によるものです。
“旅を快適に楽しみたければ身軽にするべし”
こんなことは、ごく当たり前のことですが、プロが行くとなるとどうしても大荷物になりがちで
旅そのものを楽しめず、写真撮影にも影響を及ぼしているように感じていたからです。
そして長い前置きをしてから本題ですが、ミラーレス一眼カメラを本格使用し出して何が変わったか?
ですが、
1.接眼しなくなったことで身体への負担が少なくアングルが自由になった上、被写体に意識される
ことなく自然なカットを撮影できるようになったこと。
2.極端に小型軽量化されたことで普段の持ち歩きが楽になったこと。
この二つの変化が、今までとは違う旅を提供してくれるのです。
つまり一眼レフでは味わえなかった自由が手に入ったことでしょうか。
この新しい自由を手に旅の始まりです。
写真屋である以上、目的あっての旅ですが、欲しい素材がおぼろげに頭に浮かべば、ぶらりと出かけて
撮影する手法をとっているので、遠近関係なく同じバッグを一つと決めて、中身もほぼ同じにしています。
最初に向かうは、家からちょっと遠い海。
空と海の素材は、仕事の画像合成でよく使用するため、いろんなパターンを多く所有することで作業の
効率化を図り、自由なイメージのご提供が出来るのです。今はレンタルもネットで簡単にできますが、
レンタル画像は今も昔も同じで、作りこみの完成度が高すぎて合成には使いづらいものが多いように
見受けました。
で、ミラーレス一眼カメラの特性をフルに生かした何気ないこの写真は時間のこともあって
駐車場に止めた車から手をのばして撮影したもの。一眼レフだとこうはいきません。
ちなみに下の画像はココで使用。
次に湖に向かい、湖ならではの静かな水面を撮った写真ですが、柵を越えられないので、手をのばし
ローアングルで捉えています。これも一眼レフカメラじゃ無理無理。
その湖の近くにある中華レストランは第三の目的地。今回の旅のメインです。
化学調味料を一切使用しない料理の味というものがどういうものか自分の舌で確かめたいのです。
簡易ライティングで撮影し、コースランチを食べながら、スマートフォンと繋いで各種SNSへ
リアルタイムで即アップ。スマホ感覚でスマホ画像では物足りない方にはお勧めできますね。
場所を取らないミラーレス一眼カメラとスマホだからなせる業ですね。
せっかくですから、ほんの少し料理の解説です。化学調味料を一切使用しないという
身体に優しい中華ですが、十分食べ応えがあり、後味がさっぱりしているから不思議です。
自家製の金木犀シロップ(桂花醤)をかけた杏仁豆腐。デザートもとことんこだわってます。
ちょっと気になる食器類もライティングなしで食事しながら液晶画面確認だけして簡単イメージ
撮影です。スマホでは撮れない高画質の画像をスマホのようにパネルタッチでシャッターきれるから便利!
今やスタンダードとなったインスタグラムへはスマホ用アプリのPhotoshopExpressやPixlrで加工後アップ。
最後に撮影のアングルですが、一眼レフカメラでは出来なかった極端に低いアングルや高いアングルが
可能となり、見える世界が大きく変化!
次に川の旅ですが、ぶらり旅で道端にいる・あるものたちを今までとは視点を変えて撮影。
ファインダーから目を離せるから、撮影は楽です。
そして、そうやって撮られた画像も近日中に合成で使用予定の素材としてストックされるのです。
一眼レフカメラに拘るプロフェッショナルにもアマチュアも多いでしょうが、デジタル化が進んだ現在、
使わないという手はないのではないでしょうか?
特にプロフェッショナルは元々、大判カメラでやってきたことがコンパクトになっただけなので、
プロフェッショナルにこそお勧めしたいですね。アマチュアには今流行りのインスタグラム投稿に
欠かせない自撮りも高画質で簡単撮影可能だし、撮影そのものも楽チンだから、「コンパクトカメラ
では物足りないけど一眼レフはどうも、、」という方にお勧めしたいですね。
だって楽しいお出かけの友に大きくて邪魔な一眼レフカメラじゃ、楽しみも半減です。
気楽に旅や散歩はしたい、でも人に見せて恥ずかしくない程度に撮影したい方に合ったカメラですね、
ミラーレス一眼カメラは!