(1)横須賀港
2014年の散歩は海沿いです。街や川、山を紹介したので次は海です。あくまで (2)小江戸川越
特徴がないといわれている埼玉県の中で観光が盛んで観るモノも多い川越市。
散歩ですから、ぶらり歩ける場所でないといけませんね。前回の箱根街道は年配の
方も多く歩く場所ではありますが、ややハードだったので、今回はホントの散歩です。
場所は横須賀港、東京駅からだとJR横須賀・総武線で1本ですが、約1時間20分
かかります。この港は誰もが知る軍港ですから、軍艦や自衛艦もあり、他の港、
例えばお近くの横浜港とは役割が異なり雰囲気も違うのですが、有事でなければ
静かな港であります。そんな港にある海に面した公園は格好の散歩道です。
JR横須賀駅から京急本線汐入駅までの約2km。視界も広くて静かな公園はベンチ
が多数、海に向けて設置されているから、ベンチに腰掛け海を眺め、物思いに
ふけりながら静かに1人散歩というのもいいし、園内にはカフェもあるので
デート散歩にもいいんでは。
Δ
Δ
横須賀駅入口で迎えてくれるスカレ―くん。日本にカレーが持ち込まれたのは横須賀が
最初だそうです。ちょっとかわった建物はヴェルニ―記念館、こちらは横須賀の近代化
貢献したフランソワ・レオンス・ヴェルニーにちなんだ品などが展示されています。
海上自衛隊の横須賀基地がある港ですから自衛艦も配備されています。
延々と続く木で出来た波止場を歩くのは爽快!!
ベンチに腰掛けながら海を眺めるもよし!
春になれば薔薇が咲くフランス式庭園
異国情緒あふれるどぶ板通り。
ココは土日になると各地から訪れる観光客で道路は車と人でごった返します。
そんな有名観光スポット「小江戸川越」も平日であれば人や車の数も少ないので
散歩するには絶好の場所です。江戸の雰囲気をそのまま残している数少ない地域
ではないでしょうか。古い街並みと神社を眺めて、特産品の芋菓子や和食を楽しみ
ながらの散歩は最高です。
JR線や東武東上線でも来れますが、今回は見どころに最も近い
西武新宿線本川越駅からの散歩です。
近代的な建物も多い街ですが、古い建物を生かして商売を続ける方も多くて、その代表格
「蔵里」は酒造蔵を利用してお土産物や地域特産品販売、レストラン営業しています。
今は地元のものはないようですが、川越といえばサツマイモです。
地域性を色濃く残している証でもある多くの神社、撮影中もご年配の方が通りすがり
で手を合わせていく姿を何人も見かけます。
私のお気に入りはコレ↑映画の宣伝看板です。これも景観への配慮でしょうか。
右の写真は蔵造りの新築のようですが薬局です。
川越といえば川越大師喜多院。これを見ないで、ここを歩かずに帰るべからず!
かつては天台宗の関東総本山として名を馳せた喜多院には多くの見せ場があります。
有名な五百羅漢や優美な屋根が目を引く県指定有形文化財の慈恵堂などなど。
そして中へ入るには仰々しい正門よりも「どろぼうばし」から入ると散歩の雰囲気を
壊さずにすみますよ。
建物が好きな方にはこちらがオススメです。大きな樹木や桜の木に囲まれた多宝塔です。
今ではこの手の建物は建てられる人も数少なくなりました。日本建築の最高峰といっても
過言ではありません。
Δ喜多院内
Δ
古い引き戸と路地、使用されていな建物のようですが永久保存されることを望みます。
大正ロマン漂う通りは左の写真から始まります。100mほど歩けば洋服店や喫茶店があります。
もちろん営業しています。
蔵造りの街並み。
仲町交差点角の古い建物。今にも壊れそうですが元気に営業中。
右は仲町交差点と時の鐘入口交差点の中間の一番街景観区。
大正7年に建築されたという洋館は埼玉りそな銀行です。街灯も古いまま残されています。
この一帯の一番街は重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、景観を古いまま保存し
新しく建つモノも景観に配慮した造りになっているようです。
時の鐘入口交差点から見た時の鐘のある鐘つき通りです。江戸の城下町の風情が残る
というのは大火や震災で都内には存在しません。江戸・明治の雰囲気を現代に色濃く
残している地域です。蔵造りの街並み、高くそびえる木造りの塔は江戸の風情そのも
のですね。ココを歩くといろんなイマジネーションが湧いてきますよ。
左の写真中の向かって左は理容店、右は雑貨店です。どちらも営業中。
時の鐘入口交差点、一番街の蔵造りの通りです。
美しい瓦屋根の建物がズラリと並んでいます。
江戸の風情をそのままに。瓦屋根の美しい郵便局も豆腐屋も現役店舗です。